VOICE

参加者の体験談

自分のやりたいことに繋がるであろうピースを見つけることができた。

机上の空論で終わらない実際の行動がしたい
 

今回のプログラムの参加理由はなんですか?

 

今までビジネスプランコンテストなど、計画自体を立てたことはあったが実際にビジネスやマーケティングを行ったことがなく、机上の空論であった。そこで、自分の仮説や計画を実際に実行してみたいと思い、このプログラムに参加した。

 

やりたいことが見つからなくて悩んでいた。今まで、個人で何かをすることが多くグループワークに不慣れだった。自分の力を過信していた。

 

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現実は計画通りにいかないということを意識しながら動けるように
 

プログラムに参加してみてどうでしたか?

 

自分の仮説から外れていることが多々あり、現実はそう計画通りにいかないことを実感した。

 

私たちは販売前日にプノンペンでナイトマーケットが開催されており、そこでの人手が多いという情報を入手していたため、販売をナイトマーケットのみに集中することを決めていた。しかし、翌朝になって事態が急変し、ナイトマーケットでの販売が限りなく難しくなった。これにより、予備案を考えていなかった私たちのチームはその一日目を効果的に使うことができず、ほぼ何もしないまま終わってしまった。

 

その日の夕礼で、"全てがうまくいく前提で考えていませんか?"というような問いを問われ、自分たちの想定が甘く、全てがうまくいく前提で計画を考えていたことを思い知った。

 

今まで私はパソコン上で計画を立てたり予想をすることはあったが、実践というものをしてこなかった。そのため、失敗するという可能性を考慮できていなかったのだ。私の計画には、計画の前提条件となるものがあり、その前提条件が満たされない可能性があるというところまで頭が回っていなかった。

 

この経験から、私たちのチームは常に予備案を考えるようになり、初日のように何もできないというようなことが少なくなったし、現実は常に計画通りにいかないということを意識しながら動けるようになった。

 

 

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仲間に頼っても良い、そして過程にこそ意味がある

 

このプログラムで、具体的に自分の考え方や行動はどのように変わりましたか?
 

今まで、個人でのワークをすることが多く、他人と協力ということをしてこなかった。そのためか、全て自分でなんとかしようとして空回りしていたことに気がついた。

 

このプログラムを通して、仲間に頼っても良いこと、わからないときは助けを求めても良いのだということを知った。

 

また、今まで”全てを完璧にこなさなければならない”という固定観念に囚われ、結果ばかりを重要視する傾向があったが今回のプログラムを通して、過程にこそ意味があるということを知った。まだ、結果を追い求めるという考えを完全には捨て切れてはいないが、以前よりも過程を重要視できるようになったのではないかと思う。

 

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パズルのピースが足りないパズルをやっていた、仲間を頼る重要性に気づけた

 

どうしてそのように変われたと思いますか?

 

私は、日本文化を広めるためにはこの研修後も続くようなシステムの構築が必要だと考た。そこで、ダイシンさんという今回協力していただいた企業に、串カツを販売することを事業として提案するというプロジェクトを一人で進めていた。

 

今までさまざまなビジネスプランコンテストなどに応募してきた経験があり、それなりに自信があったのだが、数日後には完全に行き詰まってしまった。行き詰ったにも関わらず、それを一人でどうにかしようとしさらなる混乱に陥った。

 

どうしてもうまくいかなかったため、勇気を振り絞りびしんさん(タイモブスタッフ)の部屋を訪れ、相談を持ちかけた。そこで、それまで自分でやるということしか頭になく誰かを頼るという考えが欠如していたということに気付かされた。

 

印象に残った言葉に、パズルのピースが足りないパズルをやっているというものがある。いくらやる気があっても、位置が正しかったとしても、ピースが足りていないのだから、そのパズルは完成するはずがないのである。ビジネスという自分の専門外、ましてやカンボジアの市場という未知の領域で、自分だけで事業案を作ろうとしてもリソースが足りないに決まっていたということに気がついた。

 

そこからは、協力していただいていた企業の方に相談に行ったり、チームメンバーと協力をしたりして、一気に事業案の解像度が上がった。それまで自分一人で費やした時間の何分の一の時間で、何倍もの進捗があった。そこから、他人と協力すること、困ったときに手を借りることの必要性を感じた。

 

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自分のやりたいことに繋がるであろうピースを見つけることができた

 

今後チャレンジしていきたいことがあれば教えてください。

 

今後チャレンジしていきたいことは、自分のやりたいことを見つけていくということである。

 

今回のプログラムを通して、リフレクションのやり方や、自分のやりたいことに繋がるであろうピースを見つけることができた。今後、さまざまなことに挑戦していく中で、常に目的意識であるwhyを念頭に置き、積極的に行動していきたい。その過程で、自分のやりたいことを見つけて行ったり、新たな学びを得ていきたいと思う。

 

 

正直あまり期待していなかったが今は参加して良かった

 

初めは、正直あまり期待していなかったが今では参加して良かったと思っている。

 

次回の参加を検討している人には、まず素直になること、そして自分の正直な気持ちや考えを他人に伝えることを意識してほしいと思う。私が、そうできたときにはすでに研修は後半に差し掛かっており、もっと早くにできていればと後悔した。次の研修生達には、私のような後悔をしないように気をつけてほしいと思っている。

 

 

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