VOICE
参加者の体験談
みんな違う考えを持っている。それに気づくと、自分に自信がついた。
小椋茉莉
中学生
自分を変え、自信を持つ。
ーどうして今回のプログラムに参加したのですか?
渡航前、私は自分に自信がなく、いつも悩んでもやもやしていました。そんな自分を変え、自信を持てるようになるための自分探しをしたいと思い、このプログラムに興味を持ちました。
また、私はジェンダーに興味があったため、最先端のデンマークで色んなところから来た色んな人の考え方を知り、新しい考え方を吸収することが有意義だと思い、応募しました。
自分はこのままでいい。焦らなくていいと思えた。
ー実際に渡航してみて印象に残ったことはなんですか?
渡航前、私は人の目ばかり気にしすぎていました。また、同時に色んな人を勝手に「こういう人だ!」と決めつけていたと思います。学校のクラスの人でも、勝手に嫌な人が多いと決めつけていた節がありました。
しかし、デンマークで自分に自信を持てるようになったと思います。国籍も性別も関係なくごちゃ混ぜでペアを組んで、自分と全然違う考え方のメンバーの人とじっくり話した時、世界には自分とは違う考えの人も普通にいて、それぞれみんな役割があるということに改めて気づきました。そして、だからこそ自分はこのままでいいのだと思えました。
さらに、他のメンバーの人とペアを組んでお散歩している時、その人の考え方を聞いて、自分が抱えている悩みとかは、今解決しなくても、もっとあとになってわかることもあると思えました。もやもやしている自分が嫌いだったけど、今焦らなくてもいいんだと気づきました。
心底、人間は面白いと気づいた。
ーこのプログラムで、自分の考え方や行動はどのように変わりましたか?
このプログラムを通して、色んな人と話して、本当に本当に、みんな違う考えを持っているということを体感しました。
デンマークでレッテルを貼らずに人と話してみて、私は心底、人間はとても面白いなと気づきました。「この人はこういう人!」という風にレッテルを貼って話すことは、結局相手の事を理解しようとしていないということだと思います。それは面白い考えを吸収するチャンスを逃すことでもあり、とても勿体ないことだと感じます。
しかし、レッテルで人を差別しないということは当たり前だけど、難しいことであったりもします。
どうしてもレッテルを貼ってしまったとしても、人はみなそれぞれ違うということを忘れず、そのレッテルは大きすぎる枠でしかない、ということを認識しながら話すことがとても重要になると思います。
チャレンジする自分になれた。
そして、私は本当に英語が未熟なのですが、今回のプログラムでは怖くても沢山話そうとチャレンジしました。
帰国後の自分は、前のみてくればかり気にしていた自分ではなく、「積極的にチャレンジする!」という考えに切り替わっていました。このプログラムには沢山の人が真面目に私の話を聞いてくれる環境があったからこそ、現地の学校でクラスメイトと話す時には、怖がらずに話して、質問することができました。みんなでの話し合いでも、怖がらずに発言できました。
当たり前のように英語が伝わらなくて議論のスタートラインにも立てていないことなど、自分の自分の未熟さも多く痛感しながら、新鮮な体験を楽しく乗り越えることができたことは自信に繋がったと思います。
「案外色々私できんじゃん!」と思えました!
足りないところは補い合う
また、何かが苦手な人がいた時には、それが得意な人が助けるということはとても大事だということに気がつきました。それがいろんなことを成功させる鍵だと思います。
個人主義の節のある私はいつも「自分は完璧だろうか?」と考えすぎるところがありましたが、このプログラムで「自分に足りない部分は補ってもらおう」、「自分も相手に頼られてるんだから自分だって頼ればいい」と考えるようになりました。
ー最後に、プログラム全体を通じて感じたことを教えてください!
文化も考え方も言語も違う国で、いままでにない経験を重ねることは本当に全部が新鮮で楽しかったです。そんないつもと違う環境でチャレンジできたことで、視野が広がり、許容範囲も大きくなりました。本当に自信に繋がりました。